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我が家の超簡単で超手抜きで超美味いピェンロー

ピェンローは、妹尾河童の著書により日本に広まった鍋のことです。基本的な材料は、乾燥椎茸の戻し汁をベースに、豚肉、鶏肉、白菜、春雨などを煮込んで鍋にします。妹尾河童によると、味付けは塩、ごま油、一味唐辛子などが推奨されています。詳しくはwikiも参考にしてみてください。

・扁炉 – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%81%E7%82%89

いやーこれが美味いんです。友達からこの鍋の存在を教えて貰ってからというもの、ピェンローは我が家の冬の定番料理になりました。冬の寒い時期は、週に1~2回のペースで食べます。人生で春雨の消費量がここまであがるのは初めてです。そんなピェンローを作り続ける内、アレンジが進んで我が家独自のピェンローとなっていきました。その過程をご紹介します。

乾燥椎茸を戻すのがめんどくさい

ピェンローはそもそも簡単な鍋なんですが、私はネットワークエンジニアとして当然のように毎日遅い時間に帰宅をしておりました。そんな時、乾燥椎茸を戻すのがすごい時間掛かるんですよね。もうですね、帰ってきたら速攻作りたいんですよ。前の晩から水につけておけばいいって? そんな前の日からピェンローが食べたいとか計画的に料理するのなんて面倒じゃないですか! 「よーし今晩はピェンローだー! 乾燥椎茸戻しておくぞー」と意気込んで仕込んだ乾燥椎茸を忘れて、一週間そのままになるとかすごいよくあることじゃないですか。そんな訳で、ピェンローに乾燥椎茸の戻し汁を入れるのはデフォルトだとは思うのですが、乾燥椎茸は我が家のピェンローから姿を消しました。

しかし、乾燥椎茸の戻し汁が無いと旨味成分が少なくなると思ったので、代わりに鶏ガラスープの素とかほんだしとかを入れて代用することにしました。

豚肉と鶏肉どっちもいれるのがめんどくさい

基本のピェンローは豚バラ肉と鶏もも肉をどちらもいれるんですが、なんというかピェンローの為に毎回どちらも入れるのが面倒だとおもったんです。どっちかだけでも十分美味しいのではないか? と考えて、なんとなくピェンローは豚バラ肉の方が存在感があるような気がしたので、鶏もも肉にはご退場願いました。鶏もも肉採用したら、それなんかただの水炊きなのではないかという意識もあったと思います。

土鍋で作るのがめんどくさい

最初の頃はいつも土鍋とカセットコンロを出してきちんと鍋料理として食べてたんですが、これも洗い物とか準備が面倒になってきて、ついに普通の鍋、寸胴で一気に作るやり方が定着しました。材料切って、全部寸胴に突っ込んで、一気に煮る。そして完成したら丼によそって食べる。完全に鍋じゃなくてただの豚バラ肉と白菜と春雨のスープ、みたいになりました。別に味は変わらないし、土鍋で作るよりかなり簡単に作れるようになったので、今でもこのやり方は変わっていません。

数年続いたのがこの作り方

色々とめんどくさいを続けて、数年続いていたのがニコニコ動画にアップしたピェンロー動画です。この動画では一応ちゃんと土鍋を使っていますが、これは動画の見栄え的に土鍋を使っただけです。

動画の通りで、作り方はこんな感じになります。

①豚バラ肉を適当に切る
②白菜を適当に切る
③鍋に、切った豚バラ肉・白菜・水を入れ、煮込む
④塩・鶏ガラスープの素・和風だしの素を入れる
⑤春雨を入れて2~3分煮込んで完成

ここまで行けばもう削るところは無いだろうなと思っていたんですが、色々料理の事を考えているうちに「出汁の素は入れなくても十分美味しいんじゃないだろうか?」と思うようになりました。

そして我が家のピェンローが完成した

私には出汁への絶対的な信仰心がありました。美味しい料理は、すべからく出汁がしっかり効いているものだ、出汁はいくら濃くしても大丈夫、そんなイメージがあったんです。スープでも、炒め物でも。なんでにでも出汁の素を入れるのが私の料理スタイルでした。その為、出汁の素を入れなくても十分美味しい料理になるのではないか? という疑念も持ちつつも、出汁の素を入れない、という行動がなかなか取れませんでした。しかし、ある日勇気を持って、出汁の素を入れないようにしたんです。入れる調味料は塩のみ。恐る恐る味見をしてみると、これが美味しい! すっきりと透明感のある美味しさです。出汁で旨味を濃くすればなんでも美味しいという訳ではない、ということをやっと実感出来ました。

という訳で現在のピェンローのレシピ、作り方はこんな感じなりました。

我が家の超簡単で超手抜きで超美味いピェンローレシピ

①豚バラ肉を適当に切る
②白菜を適当に切る
③寸胴に、切った豚バラ肉・白菜・水を入れ、煮込む
④塩を入れる
⑤春雨を入れて2~3分煮込んで完成

※丼に盛ってお食べください!

ポイントは、寸胴に豚バラ肉と白菜を入れた後に入れる水の量です。ひたひたよりちょっと少な目に入れるのがいいです。水分が多いと、味が薄くなってしまうので。豚バラ肉と白菜の分量のイメージは、豚バラ肉300g程度に対して白菜1/4カット、という感じです。ただ売ってる白菜は大きさがまちまちなので、実際に試してみるのがいいと思います。塩は、小さじ1.5くらい入れてるかな。塩っ気が足りない時は、食べる時に足してます。

この作り方に辿りついて気が付いたのですが、「これってピェンローじゃなくてちょっと前に流行った豚バラ肉と白菜のミルフィーユ鍋を雑に作って春雨入れた料理ではないか!?」と。そう、これはミルフィーユ鍋を雑に作ったものなんです。ミルフィーユ鍋って、見た目キレイですけど、あれは味に一切関係ないですからね。それは断言しておきます。見た目のキレイさに感動して毎回苦労して豚バラ肉と白菜を重ねてた皆様は、めんどくさくなってもう作らなくなった人もいっぱいいると思います。あれはもっと雑に作っても絶対美味しいので、また作ってみてください。

もう4月で徐々に暖かい日が多くなってきて春の到来を感じる今日この頃ですが、夜はまだまだ寒いのでこの超簡単で超手抜きで超美味いピェンロー、是非作ってみてください。

おまけ:ピェンローにオススメな春雨

ピェンローには春雨が欠かせない食材ですが、市販で売ってる春雨はどうにも長くて食べづらいんですよね。水で戻してから切って鍋に入れるとかしてる人もいるかもしれませんが、そんなのはやはりめんどくさいです。私が愛用している春雨は、Amazonで買えるこの春雨です。

この春雨、長さがホントちょうどいいんです。鍋の中にそのまま入れても美味しいので、オススメです。我が家では、冬の季節になるとこの春雨を4袋くらい消費します。

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