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ネットワークエンジニア生活10数年ですが今更CCENT取得しました

私はネットワーウエンジニアになってもう10年ちょっと経つんですが、今更ネットワーク技術の面白さに開眼したので、この勢いに乗って今までずっと取っていなかった資格の取得をすることにしたんです。1月から仕事が終わってから毎日コツコツ勉強して、2/1に試験を受け、とりあえず第一関門のCCENT(ICND1)に受かりました。今後の目標は「2015年6月末までにCCNPコンプリート」です。

ネットワークエンジニアの資格といえば、ネットワーク機器の業界大手「CISCO」が行っている資格認定試験が一番メジャーです。おおざっぱにどのような種類があるのか解説すると、初心者向けの「CCNA」・中級者向けの「CCNP」・上級者向けの「CCIE」などがあります。ネットワークエンジニアなら初心者向けのCCNAを取得するのが求められるのですが、私の場合は資格が無くてもそれなりに仕事をやれてしまっていたので、ずっと取らずにずるずる来てしまっていました。

元々はひとつだったCCNAも、気が付けばICND1とICND2という二つの試験に分割され、二つの試験を合格するとCCNAとなる仕組みになっていました。CCENT(ICND1)とICND2の範囲をひとつにまとめて受ければ一発でCCNA取得! という選択肢もあるので「ネットワークエンジニアとしてはキャリアバリバリなお前ならどーんとCCNA一発合格を目指せよ!」という考えも頭に浮かんだのですが、どうにも試験というものに苦手意識があり、とりあえずひとつずつクリアしてくことにして、先日その第一歩となるCCENT(ICND1)受かった訳です。

それで資格の勉強してみて感じたのですが、私が業務経験から苦労して身につけた「ここは重要だ」と実感した知識が大体書いてあるんですよ。これにはびっくりしました。ネットワークエンジニアの業界では「資格なんか取得しても意味は無い」なんてことがよく言われるんです。実際に、私もCCNPを取得しているのに、さっぱり仕事が出来ない人たちを何人も見てきました。そんな背景もあったので、なかなか資格を取る気になかなかなれなかったのですが、実際にきちんと勉強してみるとあらびっくり。学ぶべき大事な知識が、良い感じに体系的にまとまっているのです。CCNAの範囲だけでも100%理解しているなら、それは非常に優秀なネットワークエンジニアと言えるでしょう。資格バカにしててすみませんでした、という気持ちでいっぱいになりました。既に資格持ってる人も、もう一度勉強し直してみると、新しい発見がいっぱいあると思うのでオススメです。

更に、理解していなかったこともたくさんありました。基本中の基本であるIPアドレスのこと、クラスフル、クラスレス、サブネット、これらのことを全く理解していなかったことに気が付きました。特に現在のネットワークだとクレスレスなアドレッシングが普通なので、クラスフルの意義なんて業務から知る事は出来なかったです。

私ももう37歳になるのですが、今更ながら「基本が大事」ということを実感出来たような気がします。基本を理解出来ていないからこそ、応用が理解出来ないんですね。資格を勉強することは非常に有益な武器になる、今はそう思います。

思えば資格を取る意義とか意味とか、上の人たちからちゃんと教わった事がなかったように思います。なので、私は資格を取る意義や意味を、しっかりと下の人たちに伝えていきたいとも思いました。単に「資格取れ取れ」なんて言ってるだけじゃ人は取る気になる訳ないんです。

あと勉強してて一番思ったのは、どのサイトや資料も「解説の仕方が大体上手くないなぁ」ということ。もうね、ネットワーク技術とかテキストと図じゃ理解しきれないんですよ。やるなら動画、絶対動画がいいです。パケットの動きとかも含めて直感的に理解出来るような、ネトワーク技術の勉強動画が作りたいという欲求に駆られてきました。ながらで繰り返し見てると、なんとなくで覚えられてしまうような動画、作りたいですね。CCNPのコンプリートが終わったら、この動画制作に取り組んでみたいですね~。まぁまだ先になるでしょうが、そのうち絶対やります! 気を長くしてお待ちください~。

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